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(新)人との付き合い方

豊かな人生はいい出会いで作られていると言っても過言ではありません。子供の頃に教わった「誰とでも仲良くしなさい」「友達をたくさん作りなさい」という教えは、現代を生きている我々にとっては何とも面倒なマインドセットとして根付いています。そしてその間違いに気が付かず悩んでいる人はたくさんいます。

今回は、あなたの中にある人との付き合い方を見直すためのポイントを人との付き合い方に絞ってお話したいと思います。

用途別に人と付き合う

あなたの人間関係を作ってきたものを点検してみましょう・・・と言っても、近所の幼馴染み、学校のクラスメイト、習い事、部活動、友達の紹介、ボランティア、親の紹介、アルバイト、SNSで知り合った人、職場の同僚や上司・・・大かたこのようなシチュエーションから人間関係のスタートをきっています。

これらのほとんどは純粋な人間関係というよりも、なにかしらの目的や利便性を共有するためのつながりから始まる訳ですから、その人間関係の中で損得感情のない人との結びつきを得るのは想像以上に難しいと考えるべきでしょう。

依存と共有を間違えている

目的や利便性を共有するといっても、そこは人と人との関係なので上下関係や優劣、負担の大小が必ず発生します。意外に思うかもしれませんが、ハラスメント報道で騒がれている部活動や会社の人間関係は上下関係がきっちりしている分、可視化されやすいので発生しても人を移動させたり、状況を改善する方策が取りやすいのです。むしろトラブルの多くは世間では報道されない人との関係性が「フラット」であるようなコミュニティーにあります。なぜなら指示命令系統や上下関係が曖昧な人の集まりほど、人の性が出やすくなるからです。

この「みんな平等」のような人の集まりの多くは、さっき話した「なにかしらの目的」によって集まっていますから、個人が抱えている問題をみんなの前で発表して共有して解決してもらうことも許されますし、いきなり「私リーダーになります」みたいな人が現れても、それを頭から拒否することもままらない訳です。そうなると自己主張の強い、人に依存するタイプの人間が周囲を巻き込んで毒を撒き散らすリスクが高くなるのです。

ちょっと難しい表現になってしまいましたが、ひとつ例を挙げるとすれば中学のクラスに「厄介な人」が一人出てくると、その人間がクラス内でイジメやいじりをしても他の人間は見て見ぬ振りをして我慢する、みたいな状況・・・見たり聞いたりしたことがあるでしょう。

孤独は恐怖?

人間関係は元々用途別に、何かの目的がある人との集まりであって会社や部活動といった上意下達の関係を除くと、人の集まりでは不条理なことが起きやすくなる。こんな状況で人がグループに属するのにはそれなりの理由があります。学校のクラスなど簡単には抜け出せない人の集団を除けば、人はひとりになることを、もっと言えばひとりでいるところを周囲に見られたくない、ひとりになることは恐怖だと感じるマインドセットがあるからです。

出会える人になるには

さて、このページをご覧になったあなたも「公務員になろうか、何か情報はないか」とリサーチしている人の一人だと思います。今のあなたが人間関係に悩んでいたり、いい人に巡り合わないと思っているのなら、今の人間関係から離れることを考えてみてください。

元々は何かの利害関係や目的でできたグループですから、そこから離れても惜しいことなどありません。そして可能ならば思い切って人のしがらみなのない、ひとりになる期間を作ってみてください。ひとりが怖いというマインドセットから解放され、自分にとって本当に必要な人やモノが見えてくると思います。

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