インタビュー

それぞれに理由があります・・

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東京都在住Aさん
25歳

うつから人間力をあげて内定

このプログラムを知ったきっかけを教えてください。
5年くらい前に大学にいたころ体調がものすごく悪くて、大学を辞めることを考えていた時期がありましてネットで調べているうちに先生のホームページを発見して大学を中退しても公務員になる道もあるんだと知ったのがきっかけで、その1年後に公務員を目指してみようと思って2回目の面談に応募しました。
プログラムを始めるのにかなり迷いましたか。
最初に面談をしていただいた時は「これってどうなんだろう」と正直思いましたが、それから2年後くらいにもう一度受けさせていただいた時には、頑張ってみようと思いました。
体調が悪くなった原因は何ですか(事前にご本人の了承を得て質問しています)
ざっくり言ってしまうとうつです。当時は学業と複数のアルバイト、あと市民楽団もやっていてこの3つを両立していくことでかなり無理をしていたことが原因だったと思います。
プログラムをやって良かった点は何ですか。
努力には苦痛が伴うものだという考えに固執していたことを先生から苦痛を伴う努力はしなくていいと言われて、それを自分でも実感できたこと。あと自分はダメな人間なんだと自虐する思考を持つ癖を「そうではないんだ」と論理的に丁寧にレッスンごとに解きほぐしてくださったことが一番良かったと思ってます。
公務員試験で苦労されたことは何ですか。
努力とは苦痛を伴うものではないというマインドセットがまだ自分の中に落とし込めなかったこともあって勉強は苦痛だという気持ちがどうしても残ってしまったこと。体調の悪い時に公務員試験の本番を迎えたこと。あとはウチの大学は6月に試験があったので公務員試験とまる被りしてしまったことです。
公務員の職種が合わないと思った経緯をお話しください。
プログラムを続けて病院にも通いながら体調が少しずつ良くなってきて自分の考えを整理できるようになってからは、前々から思っていた週休2日の休みや雇用の保証のような逃げの理由以外に公務員を目指す理由ないことに気が付き始めて、やりたいことがそこにないのならそれは向いていないんじゃないかと思うようになりました。
面接の時に病気のことを打ち明けて内定をした秘訣は
本当は話さないことに越したことはないんですが、私は大学を2留しているので、まず面接試験ではその理由を聞かれるので、あとは話の流れで話すことが多かったです。ただこのレッスンで人間力も上がっていましたし、内定を頂いた会社はお客様に癒しを提供する事業をしているので病気の経験をポジティブに捉えてくださったのが内定に繋がったのだと思っています。ただ病気のことをカミングアウトして採用してくださる会社はまだまだ少ないので「話さなくてもいい工夫」を自分の中でする必要もあったかなと思いました。
プログラムをオススメするとしたら、
病気の影響で自分の能力が低いからダメだとか、他に理由があっても自分がダメだという思考に陥りがちですから、メンタル的に辛いと思ったらまずはお医者さんに診てもらうこととこのような時間をかけて自分のことを吐露して正しいマインドセットをしてくれるレッスンの二本立てで健康面と精神面の両方に自信をつけてきましたので大学のカウンセラーさんなど自分の話を聞いてくれる人がいる環境を作ることが大事だと思います。